『ついでにお願い』『うっかりしてました』…「モヤッ」とさせる言葉を言い換えよう

こんにちは。
今回は興味深い本を読んだので内容を一部ご紹介したいと思います。
大野萌子「よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑」
https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3801-9
人間関係を円滑にするための“言いかえテクニック”を紹介した実用書。
相手を傷つけず、自分の気持ちも伝える言葉の選び方を、具体例を交えて解説しています。
冒頭にこんな一文がありました。
無意識に使っている言葉が、あなたの印象をつくっています。
たしかに「私こんなこと言ってるな~」というよりは、「これ言われたことあるな…」という経験から興味が湧いた一冊。
自分では意識せずに使っている「言葉」。
この本を通して、自分もこんな言い方してないかな?と、自己を振り返るきっかけになりました。
以下では、本の中で紹介されている言い換え例を5つピックアップしてご紹介します。

手土産や贈り物を渡す際に使われるおなじみのフレーズですが、最近では
「つまらないと思っているものを人に渡すの?」
と必要以上に卑下する言葉は「モヤッ」とされがち。
というわけでこの言い換えは…

これはすぐに実践できそうですね!

自らが気を利かせてやったことなら「ついでにやっておきました」と使っても問題ありませんが、
お願いする立場の人から「ついでにこれも~」な~んて軽く言われたら、
なんかアゴで使われているような気がして「モヤッ」としてしまいそう…。
人間関係にヒビが入る前に言い換えましょう!

「ついでだからいいでしょ」という失礼な甘えは通用しません。
自分ができないことを人にお願いするのであれば、敬意は必要ですね。

褒められても、つい「そんなことないですよ」「全然ですよ」
…なんて言ってしまうことはありませんか?
謙遜は日本の美徳でもありますが、度を超すと「モヤッ」どころか
「イラッ」とさせてしまうかもしれません。
こういう時の返し方をシミュレーションしておかないと、癖で使い続けてしまいそうですね。
こんな時はサラッと受け止めましょう。

それでもちょっと気が引ける場合は、「いいものが見つかってラッキーでした」
「運がよかったんです」と運のせいにしてしまうのもひとつの方法とのこと。

過去のトラブルについて話したときなんかに使われる言葉ですね。
役に立てなかったことが不甲斐ない気持ちは分かりますが、突然これを言われても
「なぜ責められないといけないの…?」とモヤッとしますね。
こんなときはなんと言ったらいいのでしょうか?

相談するかしないかは相手の自由。自分の気持ちを伝えればいい
過去のことを言われても変えられないし、未来で自分が力になれることを提案したほうが建設的ですね。

うっかり忘れてました!
…と、それこそ『ついうっかり』口走ってしまうシーン、誰しも経験があるかもしれません。
これは私も何度か言われたことがありますが、
「えっ 忘れられたの…?」と普通に傷ついたりします😂
言った側はそんなつもりはなくても、相手を軽んじたかのように伝わっているかもしれませんよ…!
「自分は悪くない」という気持ちから責任転嫁する言葉を無意識に使ってしまいがちですが、
これ以上世界にモヤモヤを増やさないように言い換えしていきましょう!

※例はこの言葉でしたが、状況によって最適な言い方を考えるべきかも?と感じました。
まずは自分の非を認めて、うっかりさんアピールするよりも反省している姿勢を伝えたいですね。
「うっかりする」ことに対して悪びれない人に仕事は任せられない
うっかり八兵衛さん以外のビジネスパーソンは重々気を付けていきましょう。

本書の中には「バタバタしていて」「知りませんでした」…と、これに似たパターンの言葉が複数回登場します。
人類は「言い訳」という盾で身を守ってきたようですが、
コミュニケーションにおいてはその盾を使わない方がいい場面もあるということですね…。

いかがでしたでしょうか?
131も言い換え例が載っていて、ページをピックアップするとき付箋を貼る手が止まりませんでした(気づけば20枚以上も…)
「これ、明日から使ってみようかな」と思える言葉がきっと見つかるはず。
この記事より詳しい解説が読めてもっと学べるので、興味を持たれた方はぜひ手に取ってみてくださいね。
それでは。