ペヤングの松茸やきそばに追い松茸をして食べてみる

2025年9月8日、かのまるか食品株式会社からペヤングの新商品が発売されました。なんと「ペヤング一贅沢やきそば本物の松茸」というインパクト抜群のネーミングです。一瞬「一」がなんなのか分からなくて、「春〜spring〜」の「〜」みたいなことかなと思っていましたけど、よく考えたら漢数字の一でしたね。「ペヤングイチ」。だと思います。

仕事帰りに買おうと思いながらも買い忘れて帰宅するというおなじみのムーブメントを数回繰り返したのちに無事購入できました。税込864円という高価格なので震える手でかごに入れましたが、冷静に考えれば大人が臆する値段ではありませんね。

震えた理由は2個買ったからでした。カップ麺2個で税込1728円はさすがに震えるに値するかもしれません。しかしそれは恐いからではなく、武者震いといったほうが近いでしょう。
ネットではかなり賛否両論があり、美味しいという意見もそれなりにあるものの、SNSでは「カップ麺に800円!」「麺と松茸が合わない」「800円出すなら他のものを食べる」みたいなツイートが散見されました。
いやいや、これはメーカー側から出されたお題なので、それに対してユーザーがボケるなりツッコまないといけない案件です。関西人として真摯に向き合わなければなりません。今日食べると決めた日は、とりあえず午前中からデパ地下に行って松茸を買って帰宅。
松茸やきそばというお題に対して、追い松茸というボケの上乗せを選択しました。いわば笑い飯方式ですね。

やきそばに入れるので、産地とか関係なく松茸ならなんでもいいのではと思って、一番安かったカナダ産松茸を買いました。後になって、大人なら2万円くらいする国産松茸を買うべきだったと反省。

あと、松茸のお吸い物も買って準備万端となりました。
一番はトースターで焼くのがいいとネットに書いてあったのですが、うちにはトースターがなく、そういうのは魚焼きグリルで代用していましたが、グリルは火力が強いので松茸を焼くのには適していないとこれまたネットに書いてありました。なのであきらめてホイル蒸しにすることに。
インターネットに操られている感はありますが、もはやわれわれの拠り所はインターネットだけです。こうやって新興宗教にはまっていくのだろうなと思いました。そのうちAI教祖が出現しそうで恐ろしいですね。

外国産でもかなりの香りがしてテンションがあがります。

やきそばの具材を普通に開封するとこれくらいでした。本物の松茸が思いのほか大量に入っています。香りもあって、当然ですがもうこれだけで全然松茸やきそばとして成立しています。

蒸された松茸を包丁で切ります。
けちって全部使いませんでしたが、それにしてももうちょっと使ってもよかったかもしれません。2万円の松茸だったらもっとけちっていたかもと思うと、安い松茸でよかったのでしょう。
ちなみに余った松茸は、後日松茸ごはんにして食べました。

それでもこのボリュームです。
お湯をそそいで3分後、捨てるお湯をレトルトの松茸のお吸い物の素にそそぎます。

これは北海道のマルちゃんやきそば弁当の手法であり、ネットでも「松茸やきそばのゆで汁を使って松茸のお吸い物を作れば至高」と言われていましたので、そこはやはりデフォルトでやらなければいけません。

栗ごはんも少しよそって秋の味覚ランチとなりました。
食べてみると、とにかくやきそばが松茸ましましで香り高く、一食あたりトータル1700円ほどかかりましたが「今贅沢を食べている」と思えるくらい華やかな経験ができたのは立派な財産といっても過言ではないでしょう。贅沢なんてしようと思えばきりがないですが、しかしそれをカップ麺という縛りでできたのは誰しもができるわけではない(やろうと思わない)プライスレスな体験となりました。
松茸やきそばに追い松茸をするという経験を後世に伝えていきたいですし、今後同じような高級食材が使われたカップ麺が発売されたら、追い〇〇をすることを強く勧めたいと思います。
なお松茸やきそばはもう一個ありますので、次は松茸をまるまる一本入れるか、もしくは松茸そばめしを作るか、はたまたと考えています。
みなさんもぜひ「追い〇〇」をして、特別な時間をお過ごしください。
それではまた。